2024年3月28日。注文していたラッピングフィルムが届いたので、最終的なボディーラッピングを行った。
今後はフロントスポイラーとリアウイングを取り付けていく予定で、これもいくつかの候補があるので、全体のデザインに一番変化を与えそうな派手めのデザインと鋭角的な仕上がりを試してみることにしている。
スイフトのボディーラインはZC33Sにモデルチェンジしてから欧州仕様のワイドボディが採用されて、車幅が拡大した。そのボリューム感は先代までにはない最大の特徴だと思う。
このボディーにはやはりヨーロッパで人気の寒色系の色が合う。例えばメタリック系のグレーなど、プレスラインを強調して曲線部を滑らかに反射するエッジのある色味が映える。 暖色系を選ぶ場合も色域をタイトに絞った黒っぽい赤。
マツダが採用して流行ったキャンディーカラーのメタリックレッド系などは今後のトレンドにもマッチしているので、当分の間は支持を受け続けるのではないだろうか。。。。
と、ここまで書いて、スイフト購入→即「黄色」を発注した、自分のとっさの行動をあらためて見直してみた。
そう、この黄色もすごくいい色である。しかし、膨張色は膨張色。どうしてもスイフトが寸胴でファットに見える。そこで考えていたのが、このファットに見えるボディーラインも活かしながら、前後イメージと上面部分を引き締める全体のカラーリングだ。
現状からの変更イメージをCGでシミュレート
手始めとして最上面ルーフラッピングを施工したが、これで全体イメージの方向性は固まって、次の決め所としてボトム部分だ。
ドアの滑らかな曲線部分は残して、基本カラーのチャンピオンイエローが映えるように。また光の角度ではほどよい陰影が生まれる部分なので、ボトムカラーもルーフに合わせてシャドー効果が強くなり、全体をどっしりと落ちつけ、引き締めたイメージを持たせるためにルーフと同色を使ったカラーリングで仕上げるが、かなり派手なイメージも持たせたいのでアイソレーションとカラーバランスも意識して、使ったパーツのブランド名を配置してアクセントを加えていく。
ここまでは購入当時から検討していたので、ホイールも細い線のデザインだが、存在感を演出するためにもハイライトの効いたホワイトを選んでいた。ここまではできたので、現状で横位置の写真を撮影。ここから同配色するかを同ポジでシミュレートするために、Macで軽く手描きのフリーラインで着色したCGを作成して可視化し最終案を作ってみた。
こで考えていたのが、このファットに見えるボディーラインも活かしながら、前後イメージと上面部分を引き締める全体のカラーリングだ。
本番前の仕上げで、ルーフサイド、リアウイングの形状次第で先か後かラッピングのタイミングはわからないが、赤丸部分のルーフエンドも画面上で塗ってみる。
ピラー上部、ルーフ全体をピアノブラックでラッピングするとこんな感じ。
やはり面積の大きな部分を処理すると格段に引き締まったイメージ。ここまでは正解。
続いて、ドアのボトム部分。
一旦純正オプション風にイエローのマージンを下部のみの残してストレートで塗ってみる。上のラインはリアスポとのバランスで調整したが前傾感が出ないので、やはり基本ラインはドアのプレスラインに合わせた方が良さそう。
塗りの上部分をプレスラインに合わせて、ドア下まで塗ってみた。
イエローのアイソレーションはなくしてみたが、これは思ってたより立体感がなくなりそうで、サイドステップや前後スポイラーのデザインなども考慮して、前方からの連続性も意識しなければ難しい。
シンプルでかっこいいが、フロントスポイラーは上面をブラック系、正面をイエローで塗り分けたい(スポイラーのデザイン次第だが)とも考えていたので、現段階ではボトムは前後の連続性、サイドステップとのアイソレーションを意識して塗ってみる。
最終配色イメージの決定
さて、前回までで横からの配色イメージは固まってきた。
そして発注していたフロントスポイラーは無塗装だったので、在庫があってすぐに入手できたこともあって、すぐに想定していたカラーにラッピングしてみた。
ここまで立体的なデザインで貼り分けるとただでさえ時間がかかるが、今回使ったラッピングフィルは初期粘着がとても強いタイプで。あまり柔軟性もなかったので、かなり難しくて、丸一日かかってしまった。
これならいっそのこと塗装の方がよかったかもしれないが、このスポイラーは第一候補で購入したから、今後本命が入荷したら取り替えも検討する。
フロントスポイラーの横部分をどう処理するか考えたが、ここは単体での仕上がりを重視してイエローにした。そして正面部分を線っぽくイエローで配色。上面部分は純正とかぎりなく近いつや消しブラックのカーボン柄ではって、ワイド感と安定感を強調してみた。
フロント、サイドの配色イメージとしてはこれをベースに決め込んでみよう。 ラッピングだから気が変わればすぐにデザインを変更できるのが利点でもある。塗るとこうはいかない。今の時代はカラーリングの選択肢も増えて仕上がりもきれいにできるから本当に便利。
未だに決めかねているのがリアスポ。 これだ!という候補がなくて、なかなか決まらない。
バンパーごと交換するタイプもあるが、どうもリアだけが派手に独立しているデザインが多い。できればサイドフィン的なノーマル部分は強調したいが、ここに被せるタイプも後付け感が目立ってしまうので微妙。
いっそのこと開穴処理などオリジナルで加工してみる案も構想中。そのために中古でもノーマルをひとつ購入して煮詰めないと決定できないので、しばらくは加工も後付も保留する。
できれば前の型のコルベットのように両サイドを縦に落とし込むデザインにしてみたい。
ドアのボトム部分を見えないように、正面からだけ見ても一旦ブラックにすることで、スポイラーの張り込んだイエローラップフィルムと純正色との色ズレも目立ちにくく、うまい具合に曲線デザインも残せたのでフロントスポイラーの形状もよくわかる。横の安定感もあって低さも強調。これはこれでよくできた!と思う。
ドア下のラッピング処理と基本配色イメージからの変更点
そして基本デザイン通りにカットラインも決めて、ラッピングを施工。
これは簡単で時間も30分以内で処理できる。お手軽ドレスアップだ。シミュレーションからの変更はプレスラインが思ったより低いので、重たくなりすぎないように、ボトムより少し広めにラインを上の位置にするため、ライン処理でフロントスポイラーの切れ目を意識して線を追加。
これで前、横、斜めから見ても前傾姿勢感が強調されて、ボディーラインも損なわずに立体感も残すことができた。はず。。。
同じように左側も完成。
リアウイングも装着してボディーデザインの基本形完成
そしてリアウイングはあまりに立体感が強いので、発注と同時にピアノブラックで塗装込みの発注。
この写真ではわかりにくいが、選んだのはリザルト・ジャパンの製品。ルーフはこれでテールエンドまですべてブラックアウト完了で引き締まった。
フロントスポイラーもこの段階では落ち着いた。これでボディーのベースデザインとカラーリングが決まったわけだ。 それにしても今回は様々なメーカーやブランドで納期を確認したが、スイフトが人気車で発注数がさばけないのか、もともとここまで時間がかかるのか、原料不足かわからないが、発注から1年待ちという商品もあった。そこまで待ってられないので、第二候補はこの時点で発注をかけた。夏頃には全く違うイメージのフロントスポイラーが届くので、そちらの装着イメージも固めていく。
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