※この記事は2015年のFD3S購入時に個人の備忘録として記録したものを2024年のSWIFT GARAGE掲載に合わせて加筆修正したもの。
2015年11月12日。二代目FD3Sの納車から半月ほど経って、FD3S購入決定後に発注し始めた内装パーツが揃ってきたので主要な部分から入れ替え始めた。
今後は全面的に自分の好みと走行目的に合わせながら仕上げていく。
FD3Sは完全に運転者を私だけに限定するので、家族もほぼ同上することはない。ドライバーが一番触れて目に入る部分は絶対的に自分に合わせるということ、またできるだけFDの純正部分には整形や変更を行わず、古いものは様々な方法を検討してリフレッシュし、改良を加える。この先も長く乗れて快適に乗ることができるように整備性も向上、あるいは維持する。これだけ決めてしまい、後は一度設置したからと言ってこだわることなく、機能性と使用状況に合わせて競技用、ストリート用に設定をしておく。更に古く使えないとか電子機器にもありがちなデバイスの変更、デザインの変更は持続継続的に行う。
RECAROフルバケット装着MOMOステアリング装着
FD3Sの購入を検討した際に真っ先に確認したインテリア。はっきり行って残したいものは全くない。ここはまず最初のうちに入れ替えてイメージを刷新すると決めていた。
この時点でノーマルではエアコンのコントロールパネルにあたる部分が無駄に無意味に変更されており、不要なメーター類もある。ステアリングも全く好みではない。
MOMOのステアリングを選定した理由
手始めに選んだのがこのステアリング。
まずは20数年ぶりに乗るFD3Sに(正確にはMT車)に再びなれるために街乗り中心用考えて主に高速道路での安定したハンドルの握り込みを意識しての形状を考えて、バリエーションの豊富なMOMOから選択した。
初代FD3SではSA22C時代から引き継いだナルディのクラッシックを使用していたが、デザインが固定的になりすぎるのと、指の位置やフィット感を意識的にすっきりさせて乗りたいのでその部分でも人間よりの工学デザインを採用したMOMOにした。
選んだのは写真のRACEで、形状いや素材感、色などは気に入ったのだ、実際に手にすると直径が小さくて使用中止。さっさと転売して資金回収。
新しくストリート用、競技用に分けて再購入し、今回取り替えるステアリングが入荷したのはこの作業日の前日だったので、この時点での写真が撮れていない。
フルバケは迷わずレカロ一択からモデルを選択
自分で運転するためのクルマだから、シート選びにもこだわりたい。今回はA4時代にも何度か入れ替えを検討した結果からもRECARO一択で、その中からモデルを最終的に決定する。
RECARO SR-7(2015年当時)
候補の一つはリクライニングバケットのSR-7。これは街乗りを意識的に優先した場合ということで、改めて着座してフィット感を確かめた。まず高速道路や長距離移動では問題なく快適だろう。昔はスパルコやARD、クワトロなどの中古フルバケや様々なタイプのノーマルシートにも座ってきたから容易に想像もつく。
FDのノーマルを視野に入れてないのは「ズバリ、アイポイントの高さ」だ。このクルアはシートがノーマルだったが使用感があまりないので、おそらくノーマル戻し用に保管されていたか、クルマを売りに出した際に程度のいいものを取り付けたのだろう。
もともとはバケット装着車ではないかという痕跡があり、シートベルトの根本がアイボルトのままになっている箇所がある。
SR-7は確かにいいシートだが、セミバケというのが中途半端だ。これならもう少しノーマルを改良して2センチほどアイポイントを下げる程度の加工で解決しそうだし、このときはキャンペーン中で販売価格も安くなっていたが、10万ちかくも出して中途半端な買い物になるより、フルバケットシート一択でモデルを決定したほうがいいと判断した。
RECARO SP-G(2015年当時)
そこで真っ先に候補にしたのがSP-G。これは特にサーキット走行や競技使用でも実績と定評があるモデルで、私も何度も座って確認しているが、フィット感が好みの場合は着座しやすく安定すると思う。競技使用を前提にしてストリートでも幅広くコースに無関係に対応できると思う。
フラットな座り心地で密着して腰、肩も割とタイトなフィット感。
RECARO TS-GS(2015当時)
こちらはどちらかといえば、競技重視のTS-G。これは特にサーキット走行や競技で実績があるモデルで、プロのドライバーでも愛用者が多い。
私も何度も座って確認しているが、着座感が深くて、尻と腰がシートに埋まっていくようなホールド感が特徴。フラット感が好みの場合はサイドステーの穴位置をリア側で一段高くすることで対応できるという小技も使える。実際にそうして競技に参加している身長の低いタイプの人や女性ドライバーも知っている。そうすることでペダル操作が安定する人もいるし、着座しやすく安定すると思う。
このシートも競技使用を前提にしてストリートでも問題なく対応できる。RECAROではコンフォートとスポーツを両立させるエントリーモデルでもある。
RECAROシートは生地となっている素材のよさで、肌触りとフィット感がよくて、硬さも好みだ。それにフルバケでも競技用の方が長時間連続的に激しいGに耐えながら体を支え続けるので耐久性や剛性にもすぐれているから、きちんと着座して体を安定させるドライバーには疲れにくく出来上がっている。
最終的に決めたのはRECARO TS-GSのRED(2015年当時)
タイプの違うレカロシートは大阪にあるチューニングショップTRAIALが正規販売代理店となって取り扱っており、ちょうど訪ねたときはキャンペーン期間中だった。
色々と着座しながら試してみたが、シートは自分なりにもクセ付けを行いながら使い込んでいくものだし、現状での使用、今後の使用まで考慮して最低10年は使うと考えて決めた。
2024年版です。品番が2015年当時とは異なります。私もスイフト用に購入を検討… |
それから色だが店舗には展示していなかったが鮮やかな赤が設定されていて、これはとても映えて見えるし、二代目FD3Sも赤にこだわったし、室内のアクセントカラーとしても赤を取り入れていきたいと考えていて、それならば窓からのぞくシートも外からでも視認性がよくなるし、統一感と独立感も演出できて一石二鳥と考えて、赤に決めた。これは派手にも思えるが座ってしまえば身体で全体も隠れるし、ちょこちょこと見えるシートはちょっと派手でもドライバーにとっては何の妨げにもならない。
このときはステアリングも赤を意識してMOMOのバックスキンを選択。普段遣いではレザーを使用するが、サーキットではバックスキン系の方が私が使用しているグローブとの馴染がいいし、汚れないのでカラーが入っているステアリングも問題ない。(普段乗りでは気を使うこともある)
助手席は撤去するつもりもバケットで揃えるつもりもない。撤去するとバランスが悪いし、左が軽くなりすぎる。無駄なスペースもできるし、収納部の少ないFD3Sでは貴重な物置き空間だ。このクルマは私の一人乗りを大前提にしているので、助手席はきれいに手入れしてノーマルのまま残す。
これで基本となるインテリアは決まった、あとはさっさとエアコンパネルや追加メーターの交換と整理、Fコンコントローラーの新品入れ替え、操作系ではペダル類やサイドブレーキ、シフトノブの交換など部品の準備も整っているのでサクッと進めていく。
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