最短の1ヶ月待ちでホイールとタイヤを入荷できた理由とは?
2024年3月22日。待ちに待っていたホイールとタイヤが入荷したと連絡を受けて、FD3Sではいつもお世話になっている大阪府堺市の藤田エンジニアリングを訪ねた。
藤田エンジニアリングはADVANの超お得意先で、ショップもずっと以前からADVANの鍛造製品とタイヤを評価して、実際に装着している。もちろん私のFDもそうだ。
そういうわけで、SW33SもADVANでチョイス。2月の納車以前にFDの整備ついで訪ねて藤田さんに直接発注した。
SW33Sは1ヶ月待ちでADVANから入荷
実は今回のADVAN Racing RG-4+ADVAN NEOVA AD09の発注自体は、スイフトの納車直後に行ったのだが、円安の原料不足が主な要因と考えられるが、どこのメーカーも納期未定、注文生産、3ヶ月待ちなどザラにあった時期だ。
今回のADVAN RG-4とAD09セットも藤田さんが電話で在庫確認をすると指定サイズの一部が「納期未定」だった。すると藤田さんは「上に掛けてみますよ。」とサラッと言って交渉してくれたのだ。その結果が今回の最短納期と金額は書けないが調べたところどこも設定しないような破格値で入手できた。
C200のTWSは6ヶ月待ちだった
ちなみにこれは昨年の話になるが、妻と共用しているメルセデスのC200(W206)にTWSの鍛造を入れた時は年間の生産量を限定しており、私は6ヶ月先の納期となったほどだ。(発注したのは2022年でこの頃はまだCOVID-19の影響もあり、国際輸送が滞りぎみで加えて原料不足でもあった。)
C200はノーマルで乗ってもいいと思っていたが、今までずっとあの手この手でホイールはA4時代から鍛造品を履いて軽さ、頑丈さを実感していたので、やはり交換したかった。ダスト対策優先みたいなノーマルにも違和感はあった。
メルセデスのノーマルホイールとタイヤ。リムの部分のデザインがブレーキダスト対策の為と明らかにわかるデザインがどうしても気にいらないし、重い!もたつく。妻はこのデザインを気に入ってたが私はこそっとTWSを発注しておいた。
忘れたころに入荷の連絡が入ったTWS。特に急いでなかったし、6ヶ月待ちも苦にならなかった。インチアップとインセット設定でバランスがよく、やはり軽い!ハンドリングもいい感じだが、なんと妻は一ヶ月くらい履き替えに気がつかなかった。
スイフトのホイールとタイヤのサイズ設定
SW33Sの購入を決めた翌日から様々な資料を集めて、装着感やデザイン、競技実績、主な使用目的などを考慮して候補を絞った。
もちろん街乗りが70%、競技的にはFFになれるためにジムカーナから始める予定でまずはタイヤを決めたが、これはFDですでに体感済みのADVAN NEOVA AD09にした。
さてアルミホイールだが、これも2つの候補まではすぐに決まった。それがRG-4とTC-4だ。色もすぐにホワイトで決定。もちろんジムカーナ前提でRG-4ということもあるが、FDはGTを履いていて、TC-4は同じようなデザインだ。それと詳しく書けないが「5本」ものを避けたい理由もあってのことだった。
今回のADVANホイール、タイヤサイズと仕様。アクセサリ
前後/装着品 | 品番 | サイズ/仕様 |
---|---|---|
フロント/ホイール | RG-4 | 17×8.0J +37 GTR(FACE) |
リア/ホイール | RG-4 | 17×8.0J +45 GTR(FACE) |
フロント/タイヤ | AD09 | 225/45/17 |
リア/タイヤ | AD09 | 215/45/17 |
ホイールキャップ | V2385 | φ73 フラット ホワイト4個 |
見た目はツライチというか、わずかにフェンダーから出ている。とにかくトレッドとタイヤ幅を最大限に外側に振った仕様で、現状の足回りセッティングとの相性も抜群。よく曲がる。ストレートもぶれないし、出だしもマフラー以外のパワーアップ要素はないが、瞬発力も抜群。セントラル仕様に照準を絞っているがジムカーナでも十分に実力を出せる仕様にまとめた。
スイフトZC33S前後のホイールとタイヤ装着ビジュアル
フロントはツラから出ている
参考にしていたショップの実装イメージでは実際のビジュアルよりフェンダーのツライチくらいの印象だった。これについては後述。
しかし今回の装着ではツライチどころか、ツラから出てるのは確実で、これは車体に装着する前にタイヤを見た藤田さんが「これ出るでしょう〜」とAD09を立てながら言った通り、その時点で少し引っ張った感じがあり、コンケーブがわずかに出ている。本当にわずかだが実際より出ている印象もホイールの形状が影響している。
インセットも影響しており、これはタイムアタックやサーキットで走行を重ねて得られたデータや様々なセッティングを繰り返して出てきた一つの答えだろう。
参考にしたショップの実装例では食いつき重視のA08Bとの組み合わせで、競技に絞り込んだセッティングだったから、キャンバーもネガティブで車高も低い。タイヤは少しフェンダーの内側に入っているから、ツライチくらいに見えていた。
RG-4とAD09の組み合わせは想像ができていた。それはFDでAD09を履いたときにも思ったが、このタイヤは開発の際に基本のパターンやショルダ形状など、その見た目の印象にも強くこだわっている。
一言で「カッコいい!」し性能面も申し分ない。
リアはセッティングの自由度と柔軟性に余裕がある
一方、リア側は足回りの構造上キャンバーがついてないし、FFということでフロントよりも細いので、走行ステージに合わせて車高やキャンバーセッティングにも対応できるよう、マージンに余裕がある。
ビジュアル重視ならリアに2〜3度キャンバーをつけるのもいいが、私は個人的にビジュアルと性能をバランスよく融合させたいと考えているので、街乗りと競技では都度セッティングを変更することが前提だ。
ボディー周りについてもまだ決まってないが、どちらかといえば派手にしたいのと、競技も成績より楽しさを求めたいので、100%の性能を引き出すことはしない。
ショップのハイエンドなチューニングでは、リアのインリフトなど一つ一つの課題を解決するレベルまでコンマ数秒を意識したサスペンション設定やセッティングを行っているが、自分がそんな問題まで意識して仕上げることはない。
今の状態で十分な性能を発揮できるはずだし、見た目の印象も満足している。
前方から見るとコンケーブの立ち方が際立っていて、このビジュアルはかっこいいなと思う。
やっとタイヤとホイールが決まって、スイフトのチューニングも進み始めた。今後はしばらくボディー周りのビジュアルチューニングを予定している。
写真ではわかりにくいが、この段階ですでにリアのピラーカバーがグロスブラックになっている。次回パーツ写真アップする。
▼SWIFT GARAGEへのお問合せはInstagramのDMから受け付けています。▼ |
![]() |