2024年3月17日。前回のドア上部ラッピングフィルムの成功で、その勘と経験を忘れないうちにルーフラッピングに着手した。 今回は一気に作業を進めるつもりで、ドア上部の更に上のルーフ両端とゴム部分の巻き込みもフィニッシュの工程としておき、先に時間が掛かってしまいそうなルーフ全体から着手することにした。 すでに先日の作業で今回の失敗についても触れているが、とにかく反省点の多い失敗作業になったため、その部分をメインで書き、二度と同じ失敗を起こさないように備忘録の意味でも記録しておく。 早速作業工程の前準備ということで、ルーフ全体を脱脂して、手前丸部分の角処理をどうするか検討した。ハッチを開けるとかなり余裕で手が入りそうなのと、ゴムを剥がす手順がまだよくわからいのというのもあったが、ここは余裕で巻き込みを入れることができると考えて、リスク回避でゴムは外さずに作業を行うことにした。 まずこれが第一の間違いだった。その理由と結果は後述。 続いてアンテナだが、ここは様々動画やwebのコンテンツでも外さずに施工していいる。理由は簡単でこのアンテナを外すためには最低限でも車室内のルーフ内張りを剥がさなくてはいけない。とても手間がかかるのだ。 多くの車種でここはタックツールやヘラでも隙間を作ることができるので、外さずにラッピングを行う方法が取られている。手本が多い作業なのでそれに習うことにしたが、これが完全な対策不足とリカバリができない状況に追い込まれて結果的にルーフ面全体の失敗につながった。。。
作業手順としてはラッピングフィルムの横中央が起点で、貼り代を考慮したうえでアンテナ前後の長さを図って、あらかじめアンテナ周囲のマスキングで作成したマスキングを貼って、切り取り、穴を少し小さめの外周で作っておくこと。ここでは、その外周の貼り代を若干多く取ったのと、裏紙に貼った際の切り込みを作っておかなかったのが失敗の原因。 というかプロでもないのに手が足りないというだけで一人での作業を決断した時点で、全体的な失敗を招くことにつながった。プロは一人でも簡単そうにサクサクと作業工程を進めるが、それは「プロ」としてこなしてきた数があるから簡単そうに短時間で施工できるだけで、未経験者はもっと慎重に手順と対策をまとめて、少し小さめの箇所で練習するとか、安物でいいから本番前に同じ工程を行って経験を少しでも増やし、リカバリの技術を養ってから本番を行うべきだ。 そこをおろそかにしたせいで、面積の最も広い部分で失敗が発生して高額なラッピングフィルムを無駄にしてしまうことになった。
この段階までは難なく作業を進められている。アンテナ部分にもうまくシートを乗せられたので、ここから裏紙をある程度剥がして、まずはアンテナ周囲を固定していき、左右を伸ばしながら中央から外側にスキージーを当てて空気を抜いていけばいい。その手順はわかっていたが、この段階の判断で裏紙に切り込みだけいれるのが難しくて、結局右後、左部からアンテナ前部20センチくらいまでを剥がしながら裏紙を切った。
ここから本格的に対策不足が目立ちはじめ、失敗の連鎖が起こっていく。
裏紙を剥がしつつ、アンテナ付近まで剥がせたら、後部のラッピングフィルムの左右を軽く引っ張りながら止めて、アンテナ周囲をスキージで貼り付けて、左右にスキージしていき、後部までしっかり止める。
しかし早速この工程でアンテナ前部にぐちゃぐちゃのシワができてしまった。周囲からスキージしていたが裏紙をうまく剥がせなくて手間がかかり、ラッピングフィルムにテンションを掛けにくくて、そのままルーフパネルを吸着して貼り付いてしまった。
アンテナの周囲で一気にやる気を失ってしまったが、なんとかリカバリしようとフロント側からじわじわと剥がしてなんとか余計なテンションもかかることなく、前段のしわくちゃもどうにか除去に成功。スキージーを手抜きしたのでセンター部分にはわずかなエアやシワがある。まあ、このラッピングフィルムはエアフリーだから、事後処理でも問題ないはず(この判断が今回最大の失敗を招いた。。。。。。)
しかし、ルーフは広く左右前後を行ったり来たり。そんなことをしているとすでに1時間以上経過していて、季節的に寒さが増してきた。これは予定よりかなり作業がおくれている。なんとかあと1時間くらいで貼り込み、せめて貼り代部分まで処理しなければこのままで作業は追われないし、写真では明るく見えるが周囲は暗くなってきて、ガレージの天井にある蛍光灯等の反射も見えづらくなって、貼り込み具合を確認しにくくなってきている。
焦りばかりが先走り、カットのこともあまり考えずにとにかく貼る!でフロントもゴム部分の内側貼り込み処理をあまり考えず、ゴムを完全に隠すように貼り付けてしまった。
結局アンテナ周辺のシワは波紋状になって若干残った。そしてこの日は午後から急激に冷え込んで等ピングフィルムが固くなり、対策としてヒートガンで温めながら施工を進めたが、フィルムが温まった直後にテンションを掛けたり、それが収まった時点で接着面を剥がしてリカバリしないがらシワを伸ばしたり、スキージーを当てたり、また剥がしてテンションをかけながら進めたり。。。。
青丸の部分は最終的はどうにかシワも伸ばしてルーフエッジ部分まで進めたが、ルーフ中央からルーフエッジまでのエア抜きがどうしても全体的にできないほどフィルムに伸びができてしまった。
それでもどうにか平坦に仕上げたが。。。
これで外気温が変化すると、中に残ったエアが膨張、収縮して浮いたり、張り付いたりしてしまう。
後日我慢できなくて思い切ってスキージしたら、どうにも水滴が残ったような不格好。。。
とにかく予定外に時間がかかって、ルーフ全体を1時間以内で施工しようと始めたが、結局8時間近くも格闘。
一ヶ月経過。。。。(更新時下記加筆)
最終的はどうにかシワも伸ばしてエッジ部分までは貼れたので、時期的にもう少し温まってきて、高額なラッピングフィルムに泣きながらも二回目ということもあり、前回の失敗から今回は息子も手伝ってくれて助手をしてくれて、ゴムも剥がして両端のエッジングも行って完璧に仕上げることができた。天気がいいときに写真撮って更新する。
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