2024年2月24日ドラレコを取り付けた。本格的に乗り出す前に安全装備は固めておきたい。
家族も多用するクルマなので、そこは必須。ドラレコはメルセデスの時に純正をオプションで取り付けてみたが、性能の悪さに驚いたので、今回は信頼できる国産の名の通ったメーカーのみ候補として、セパレートタイプに絞ってできるだけコンパクトでSDカードの相性も良くて、設定も簡単なものということでチョイス。
レーダーを選ぶ際にも今までと発想を変えて、その手の有名どころに拘るのではなく、ほかの機器との相性や取り扱いのしやすさなども考慮して決めてみたのが案外正解だったこともあり、色々と候補を上げては絞りながら、最終的にはKENWOODのDRV-MR775Cに決めた。
お薦めの絶縁テープ
今回のような電装品処理を行うときには欠かせない小道具があるが、その中でも昔から使いやすくて愛用している消耗品がある。
絶縁処理を行うためには汎用性と柔軟性、そして耐久性の高い絶縁材料を使うことにしているが、クルマなど可動機会や熱変化なども激しい環境下では特にタフな材料を使った方が経年劣化を軽減し、トラブル回避のためにも、そういう細かい配慮がモノを言う。
まず一個目が「デンカ株式会社」製の「ビニテープ」だ。これは20代の頃電子機器の組立工程や、クルマの電装品関係の仕事を経験し、その後電気工事などの屋内配線まで一通りの音響設備や電気関係の配線や工事経験をした際に「これはいい!」と感じて愛用し始めたもの。

この「ビニテープ」一般的な絶縁用のビニールテープとは違って、ラッピングシート並に薄くて柔軟性のあるテープで、細い配線でもよく馴染んで巻き付いてくれるし、柔らかいので引張粘着も強力で、配線に密着しやすく、当然曲がりにも追従する。それに防振剤などの貼り込みにも適した特性で、細い配線や長く、複雑な配線経路での使用感が抜群によい。
もう一つが「NITTO TAPE」で、これは繊維素材の絶縁テープで、伸びはなく、柔軟性よりも耐久性に優れた材料でできた絶縁テープ。

特に熱変化や経年劣化に強いと思う。粘着力も強くて自然剥離しにくいので、隠蔽配線、露出配線のどちらでも長期間絶縁形状を維持できる。
この二種類の絶縁テープでほぼどんな作業でも対応できるので、長年愛用している。
フロントレコーダーの配線経路
スイフトは低価格、軽量ということでお手軽なチューニングベース。それに加えて国産車ということからか、非常に整備性がよいというか、室内もそれなりに内張りなどの構造が簡素化されていて、いじりやすく、DIYの作業も簡単だ。パーツもふんだんに専用品や汎用品が手に入るし、それだけパーツが豊富だと選択肢も購入価格もさまざまで、ユーザーとしては自由度が広くてその点も気に入っている。
今回の配線経路もフロント、リアのガラス越しにカメラをつければいいだけなので作業自体は簡単。配線はあもちろん内張りの中に隠蔽したいのでサクッと見回してみるとフロントはピラー部分と助手席のサイド、センターコンソールの一部、グローブボックスを外せばよい。

天井の内張りはめくったり剥がしたりしなくても配線程度なら押し込んで隠蔽できるほどの隙間が空いている。このピラーカバーを外せずせば簡単にダッシュボード内に引き込める。

既存の配線も通っているので、これに沿わせて落とすだけでOKだった。

リアは既設の配線経路も流用できるが、通しにくそうだったので青い丸で囲った二箇所を通過させて通すことにした。

カメラに接続する分だけの長さがあればよいので、ここを通して盲蓋をつけて完了。

リアの内張りにも隙間があるので、押し込めば簡単に隠蔽配線できる。

リアの下部も内張りの隙間から隠蔽配線し、シート下の隙間からフロント側に配線を通す。
シート下に黄色く見えるのは配線ガイド。前方に通す経路を確認してみた。

リアカメラの配線はサイドステップの内張りを外して、センターコンソールに引き込む。

電源はナビの空き端子から供給するのでポン付けできる。まずナビを外す必要がある。ここは内張り剥がしを使って外す。

参考までにこれが外したもので、写真では上側になる爪の部分を狙って内張り剥がしを差し込む。

ナビの上側になる右の一箇所にも爪がある。ここは短めの内張り剥がしを入れて外した。

内張り部分から差し込んでいた配線をグローブボックス上の奥に入れて、インシュロックで縛る。ディーラーはナビの配線が、はっきり言って雑。縛りも止めもしてなかったのでナビまでドラレコの配線経路でま止めた。

ナビを外すのにこの青色で囲った丸の部分のネジを2本外す。

ナビを引っ張り出すと配線がぐちゃぐちゃ。青い丸印部分にバッテリー電源(常時電源)とアクセサリー電源、アースの予備端子があるのでそこにドラレコの電源を接続して完了。
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