2024年2月17日、納車翌日。ZC33Sのプチチューニングで、スイフトにアイライン取り付けを行った。
ZC33Sの購入が決まってからはすぐにパーツの選定を開始して、まず発注を先行したのは手軽なアクセサリー関係や外装パーツ。
その中でも今回は初めて装着することになったアイランから着手したのだが、実はわたしはこのパーツがどちらかと言うと嫌いだった。理由は中途半端なライン(ボディーとの隙間)ができてしまうから、元々目元をいじるのはどんな車でも抵抗があった。どうせならライトのユニットごと交換するほうがいい、FDの話になるが例えばリトラから雨宮のスリークライトに変える、とかそういうのならいいと思う。(個人の趣味)
今回はZC33Sのチューニングを進めるうえで、見た目は機能性以外にもちょっと派手でいかつい方向性を完成形にしていきたいと考えていたので、目元をシャープにしてみようと思って、スイフトのアイラインの装着と選定を行った。
ノブレッセのアイライン選定理由
アイラインも色々と調べていくとメーカーのオプション品や他のエアロメーカー、チューニングブランドなどからも多くの種類がリリースされており、パーツの豊富さからもZC33Sが今どきのチューニングベースと、ドレスアップベースとしても人気が高いことがうかがえる。実際に購入し、乗ってみて思ったが実にコストパフォーマンスに優れた上に、走るうえでの完成度も非常に高いクルマだと思う。
アイラインをノブレッセに決めたのはまず、デザインが理想形に限りなく近い。似たような形状のものは他にもあるが、直線的すぎたり、カットラインが中途半端な感じだったり、フィッティングや精度の問題など様々だ。
ノブレッセは見た目のデザインも形状そのものがかっこいいし、ライトとのフィッティングもかなり精度が高く、曲線の処理も細かいライニングコンセプトでよく考えられている。これは開発を語るメーカー代表が解説しているオフィシャルの動画からもその製品に込めた誠実さ、愛情さえ感じる。
商品設定もよくて、エンドユーザーが手軽に美しくパーツを取り付けて楽しめるように、また日常的な使用シーンにも対応した点など、最近のチューニングブランドの真摯な側面を感じた。こういうブランドがユーザーには長く信頼され、愛着も増すものを作り出せる。私もビジネスをしてきた経験上それがわかる。
取り付けは「拭いて」「貼る」だけ

アイライン装着前に同じ場所で同じ画角で比較用にノーマルの状態を撮ればよかったのだが、完全に忘れていたので、昨日納車後にマフラー交換でリフトに乗せる直前に撮った最後のノーマル状態。

まずはライトの脱脂から。新車でまだ汚れらしい汚れもなく、水拭きでも十分な感じだがここは念のために無水エタノールで拭いた。クロスも柔らかい使い捨てでひたして、拭き上げは毛羽立ち防止加工したマイクロファイバー。

アイラインの貼り付け面をちょっと広めに、素早くあまり力を入れすぎないように拭き上げて細かいホコリも取り除く。案の定、納車ホヤホヤで油脂汚れも全くない。
私が無水エタノールを使うのは、20代の頃に電子、電気関係の製品組み立てや修理で使っていた経験から。家電品などもプラスチック製品の手入れや一部の電子部品のメンテナンスではよく使う薬品だ。

これが今回取り付けることにしたノブレッセのアイライン。ABS素材の製品で成形の精度も高く、曲線的で薄めの仕上がり。柔軟性のある素材でライトへのフィッティングもかなりいい。塗装済みでの設定がある商品なので購入後にすぐ取り付けできる。黄色や赤系は色がずれて塗装が難しいので、フルエアロなどでも熟練した腕のいい職人さんに塗っていただきたい系統の色だが、このくらいのサイズならさほど気になりません。パーツ間のクリアランスラインで一旦色も完全に分かれるし、角度もついた箇所なので反射による誤差の範囲でごまかしが効く部分だと思う。

接着面はこうです。両面テープも極力薄く、強力なタイプが貼られた状態。貼るときは上下の方向からそれぞれ分割して均一に、ずれないようにする。

ライト本体との位置決めも非常にしやすいように設計されており、僅かな段差の干渉まで考慮されているのは、オフィシャル動画でも説明されている。
FRPのように型抜きではなく、熱や湿度の影響で伸縮も発生しないABS素材で、デジタルデータによるミラーリング設計ということで、左右バランスや加工精度も非常に高い。

貼り付けながら少々ボディラインとのクリアランス調整。指先の感覚と見た目の均一感でバランスを見ながら軽く固定する。貼りたてなら多少は修正して貼り直しもできる。

全体のクリアランスがと整ったら、肌理の細かいクロスで軽く押し込んでいく。強く押さえ付けて擦り付けるように貼るのはNG。両面テープの性質上、このように少しづつ丁寧に押し込む貼りしていくことでスポンジのような素材のエア抜き、接着面との密着処理を行えば、数日くらいで完全に固着する。

アイラインは貼り付けるだけでお手軽にドレスアップ効果とクルマの印象もガラッと変えることができるパーツなので人気があるのも納得。目つきがきれいな曲線で切れ長になり、シャープでちょっと攻撃的な印象になりった。

真横に近い視点で見るとこのような印象。写真では横からの目線を下げた位置から撮った場合、縦方向にも全体を意識した造形の印象になるから、フロントのグリル部分、フォグランプのガーニッシュとライトの形状、そして総合的にボディー全体の中にうまく溶け込む機能的なデザインバランスとなっているかが重要だと考えている。
車高が下がって、通常の立ち位置から見ると見下ろすような造形の立体感と視覚感覚でデザインを見ることになるので、かなり印象も違ってくるはず。
こうして見ると、前後方向に鋭いライト形状と全体に四角い印象になるフォグランプガーニッシュとの形状バランスが今後の課題になるのかなと思う。バンパーは本体を社外品に交換する気はまったくないので、視覚効果的な工夫をして印象を変えてみたい。


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